牌譜検討

牌譜検討【#001】その❺「前巡に打たれたカンチャン待ちでリーチすべきか」

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この記事について

Youtubeにアップした動画の牌譜検討を行います。

人によっては意見がわかれるであろう場面を切り取って、選択した打牌が正しかったかどうかを改めて考えます。

今回のテーマは「絶対オリない親に対してカンチャンリーチを打つべきか」問題です。

【ルール】
三人麻雀 東天紅 ばらんすルール

対象となる場面

検討する場面状況

南家で4本場(懸賞場)。

前巡に親に打たれた役なしのカン8pでテンパイした局面。

親の手出し8p以外のピンズ情報は一切なし。

リーチすべきかどうか迷いました。

打牌候補

選択候補メリットデメリット
打3p・ピンズの7p9pが頭になった時に役あり・ダイレクト8pツモが痛い
・リャンメンが先に埋まった時に迷う
打4pダマ・親が来た時に対応可能・8pを打たれた時に激痛
打4pリーチ・8pを打たせない・残り3枚の8pと心中
・親に対して無防備
打7p・4pのくっつけば役ありの可能性
・先に危険な7pを処理
・9p重なりOK
・8pツモが激痛
・7pよりはマシだが9pも危険牌
打9p・4p7pのくっつきに対応可
・6pツモで役あり
・7p重なりOK
・7pが切り遅れる可能性
・8pツモが激痛

検討

TOMI
TOMI

本譜ではここから打7pとしました。
主な理由としては

  • 前巡に親に8pを打たれた
  • 役ありのダマに構えたかった
  • 懸賞場なので親に対して無防備になりたくなかった

ここで取るべき選択は5つ考えられますが、冷静に考えると打4pリーチが最もバランスが取れた一打だと思います。

3p切り、4p切りダマは一見丁寧に見えますが、やはり打ち出された8pを捉えないのは弱気すぎます。

7p、9p切りも丁寧な打牌に見えますが、テンパイを壊すということは3347pの形から9pツモを拒否したことと同義で、やりすぎです。

いくら懸賞場だからと言ってカンチャンテンパイを取らないのは相手が楽になってしまうので、結果的に反撃のチャンスを与えていることになります。

まとめ

打7pとして親へ対応した選択をしてしまいましたが、懸賞場だからと言って打牌選択を変えずに、いつも通り打4pリーチで問題ないと思います。

結果的には役ありのピンフに手替わりしアガることができましたが、やはり危険な橋を渡ってしまいました。

懸賞場は親への放銃が痛いですが、普段通りに怖がり過ぎずに打つのが吉です。

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TOMI
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