牌譜検討【#001】その❼「役牌を鳴くと頭をなくなるケース」
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ひたすら麻雀打つブログ
南家で4本場(懸賞場)。
前巡に親に打たれた役なしのカン8pでテンパイした局面。
親の手出し8p以外のピンズ情報は一切なし。
リーチすべきかどうか迷いました。
選択候補 | メリット | デメリット |
---|---|---|
打3p | ・ピンズの7p9pが頭になった時に役あり | ・ダイレクト8pツモが痛い ・リャンメンが先に埋まった時に迷う |
打4pダマ | ・親が来た時に対応可能 | ・8pを打たれた時に激痛 |
打4pリーチ | ・8pを打たせない | ・残り3枚の8pと心中 ・親に対して無防備 |
打7p | ・4pのくっつけば役ありの可能性 ・先に危険な7pを処理 ・9p重なりOK | ・8pツモが激痛 ・7pよりはマシだが9pも危険牌 |
打9p | ・4p7pのくっつきに対応可 ・6pツモで役あり ・7p重なりOK | ・7pが切り遅れる可能性 ・8pツモが激痛 |
本譜ではここから打7pとしました。
主な理由としては
ここで取るべき選択は5つ考えられますが、冷静に考えると打4pリーチが最もバランスが取れた一打だと思います。
3p切り、4p切りダマは一見丁寧に見えますが、やはり打ち出された8pを捉えないのは弱気すぎます。
7p、9p切りも丁寧な打牌に見えますが、テンパイを壊すということは3347pの形から9pツモを拒否したことと同義で、やりすぎです。
いくら懸賞場だからと言ってカンチャンテンパイを取らないのは相手が楽になってしまうので、結果的に反撃のチャンスを与えていることになります。
打7pとして親へ対応した選択をしてしまいましたが、懸賞場だからと言って打牌選択を変えずに、いつも通り打4pリーチで問題ないと思います。
結果的には役ありのピンフに手替わりしアガることができましたが、やはり危険な橋を渡ってしまいました。
懸賞場は親への放銃が痛いですが、普段通りに怖がり過ぎずに打つのが吉です。