牌譜検討【#002】その❹「牌を分断した方が受け入れMAX!?」
balance
対象となる場面
検討する場面状況
今回は特定の場況というわけではなく、牌効率の問題です。
ツモ4sとした場面で何を切るか。
打牌候補
選択候補 | メリット | デメリット |
---|---|---|
1s | ・67sのタンヤオポンテン ・258s引きで良形 | ・1sが不要牌 |
3s | ・1s7s6pのタテ引きでテンパイ ・七対子のイーシャンテン維持 | ・ポンテンが取れない |
4s | ・七対子のイーシャンテン維持 ・2s引きに対応 | ・ポンテンが取れない |
検討
本譜ではここから打1sとしました。
主な理由としては
- 6p67sのポンテンに構える
- 258引きを狙いたい
- 58p引きにも対応可能
東天紅ではテンパイとイーシャンテンでは価値が全く違うので、テンパイチャンスはなるべくMAXに構えるのが基本だと思います。
それを踏まえて打1sとしてしまったのですが、七対子を消してしまうので受け入れ枚数が最大ではありませんでした。
天鳳の牌理ルーツによる引用です。
打4sが最も受け入れが広く、258引きにも対応しながらチートイシャンテンをキープしているのが盲点でした。
打6p6s7sは打1sの下位互換っぽいので選択から外すとして、打3sもそこまで受け入れ枚数に差がないことに驚きです。
牌効率はケースにも寄るのですが、牌を繋げておいた方がいろんな形に変化可能なので受け入れ枚数は多くなります。
しかし、打4sは完全にソウズを分断してしまう一打なのでぱっと見あり得ない選択に感じてしまいます。
牌効率は完璧だと思っていても、こういった複雑な形になってくるとまだまだ完全にマスターしているわけではないんだなと思い知らされます。
この局はツモがかみ合って打1sとしてツモアガりすることができたのですが、改めて見返してみるとミスに気が付くものです。
しかし、この後のツモは5s→2sと続くので、もし打4sとしていたらツモアガりはできなかったようにも思います。
受け入れ枚数をMAXに取ることがアガりへの最短距離ではないので、手牌をシンプルにすることも大事だと再確認。
そして、今回のケースのように牌を分断した方が受け入れ枚数が多くなることもあるということを知り、まだまだ修行不足だなぁと痛感しました。。。
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