ルール説明

三人麻雀『だんひるルール』(東天紅)の紹介

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この記事について

私の周りで行われている東天紅では「だんひるルール」と「ばらんすルール」をやるグループに分かれており、どちらも甲乙がつけがたい面白さがあります。

この記事では「だんひるルール」と呼ばれる三人麻雀のご紹介をします。

『だんひるルール』名前の由来

吉祥寺にあった『ダンヒル』という雀荘で行われていたルールです。

三人麻雀はフリーではなく、セットで行われていたのですが、その面白さが口コミで広がり、ダンヒルに集ったお客さん同士で東天紅のセットが開催されていました。

『ダンヒル』は閉店してしまったのですが、現在でもダンヒルルールのサンマがいろんな場所で行われています。

分類

東天紅に分類されるルールです。

点棒麻雀のように「5200点」「満貫」という数え方ではなく、
「リーチ1点、ツモ1点、赤❺4点、ドラ3枚3点、バンバン、北1点、ガリ2点で合計14点」のように数えるタイプです。

役の点数が「ばらんすルール」より小さく、基本的に四人麻雀のハン数と同じです。

また、「ばらんすルール」では東北場に対して、「だんひるルール」は北がガリになっている点も大きく異なります。

ルール説明

使用する牌の種類

マンズピンズソウズ字牌
一伍九①~⑨1~9全種類

32種類 × 4枚 = 112枚

マンズと北が全て抜きドラ(ガリ)扱いです。

TOMI
TOMI

麻雀卓の設定は「三人花」です。

メンツによって変えても構いませんが、各5に赤を2枚入れるのが一番バランスが良いので、いつも赤を合計6枚入れてやっています。

ドラ表示牌について

抜きドラがマンズの一伍九北の四種類ありますので、嶺上牌の4枚合わせて20枚の山を用意する必要があります。

なので、ドラ表示牌は10トン残しの11枚目となります。

王牌について

ドラ表示牌の隣までツモります。

場風について

北はガリで使用しますので、場風は東のみです。

ノーテン罰符

場に6点。

TOMI
TOMI

一人テンパイの場合は、二人から3点ずつもらいます。

一人ノーテンの場合は、二人に3点ずつ支払います。

チョンボ

20点オール。

親権の移動

アガった人が親になります。
※流局した場合は親権移動なし、本場を追加

親が移動したら必ず0本場からスタートします。

ダブロン

ダブロンあり。

供託、親権は上家取り。

積み棒は両者に支払う。

懸賞場だった場合は、アガった者同士で懸賞分をやり取りする。

オープンリーチ・フリテンリーチ

オープンリーチあり。
リーチ棒は2本。手牌13枚を全て公開。
手詰まりでオープンリーチ放銃は役満扱い。誤って切ってしまった場合は戻してアガり放棄。

フリテンリーチあり。
ただし、リーチ後の見逃しはなし。

懸賞場

3本場以上でアガると点数に懸賞が加算されます。

  • 親・・・10点増し
  • 子・・・5点増し

つまり、親がツモると二人の子から10点増しでもらえるので実質20点加算されることになります。

横移動で決着した場合は、無傷だった人はアガった人に懸賞分の点数を払います。

役と点数

基本的に役の点数は四人麻雀と同じです。

チャンタ、純チャンのみ点数倍に設定されています。

以下、四人麻雀と異なる部分のみ表にまとめます。

点数
ガリ1点
2点
※ガリの1点含む
赤伍4点
※ガリの1点含む
1点
赤❺・赤54点
ミンカン2点
アンカン4点
チャンタ4点(鳴き2点)
純チャン6点(鳴き3点)
バンバン2点

特殊役

ガリセット

同じ種類のガリが4枚揃ったらアガり点数が倍。

2種類セットなら4倍。3種類なら8倍。4種類なら16倍。

ノーガリ

ガリが一枚もなければ点数3倍。

特殊役満

  • 流し(鳴きやリーチ、アンカンで流しの権利消失)
  • 赤6枚を使ったアガリ

終了するタイミング

2時間ワンセット。

2時間で終了するように5分前くらいに「親権が2回終了したら終了する」と全員で確認する。

点棒の支払い方法

アガった後に点数を数えて18点だった場合は1800点を渡します。

1万点棒は100点分の価値ということになります。

点数の数え方

東天紅では牌を手前に持ってきて役を数えるのが一般的です。

1点につき1枚牌を手元に持ってきます。

どこからでも牌を持ってきても良いというわけでなく、

  • 自分の近くにある山
  • 捨て牌

から牌を拾ってきます。

この時に手牌から持ってきてしまうとアガり形がわからなくなるので、フリテンやチョンボの証拠が消えてしまいます。

また、後の方でドラや5を数えたいので手牌をそのまま残しておくと全員がわかりやすいです。

数える順番

ドラの枚数を確認

リーチでアガった場合は先に裏ドラをめくり、ドラ枚数を確認します。

北の枚数を加算

北は2点なのですが、後でガリで1点加算するので、ここでは1点のみ加算します。

親・役

チャンタと純チャン以外は四人麻雀と同じ点数なので問題ないと思います。

役の名前を呪文のように唱えていきます。

バンバン・本場

バンバンの2点と本場を加算。

ガリ

ガリの枚数を加算します。

北は先に1点加算してあるので、ガリの枚数=ガリの点数となります。

赤を確認

赤牌を確認します。

赤伍は3点、赤❺・赤5は4点加算。

点数を数えるときに3枚、4枚と持ってくるのがめんどくさいので、STEP5までに数えた点数に赤伍・赤❺なら「7点加算します。」と示して合計点数を算出します。

ガリセット・ノーガリの確認

最後にガリがセットしてないか、ノーガリかを確認し、もしセットしていれば点数を倍に。

ノーガリならば点数を3倍にします。

点数数え方参考例

ドラが2枚・・・2点

北が4枚・・・4点

親・・・1点

ピンフツモリャンペーコー・・・5点

バンバン5本場・・・7点

ガリが8枚・・・8点

赤❺赤❺赤伍・・・11点

親の懸賞場・・・10点

合計 2+4+1+5+7+8+11+10=48点

北がセットで倍

48×2=96点

親・・・1点

ツモ一通・・・3点

バンバン2本場・・・4点

赤❺赤5赤5・・・12点

合計 1+3+4+12=20点

ノーガリで3倍

20×3=60点

まとめ

東天紅はいろんなルールがあり統一されていないのが現状です。

しかし、私の周りではこの「だんひるルール」が盛んに行われており、根強いファンが多数存在します。

「ばらんすルール」とはかなりルールが違うのですが、これはこれで違った面白さがあります。

四人麻雀に飽きて三人麻雀をして、それでも飽きてしまった方はぜひ東天紅をやってみてください。

麻雀の面白さはそのままに、初めて麻雀をした時のような新鮮な感じで麻雀を楽しめると思います。

「ばらんすルール」も同じくらい面白いのでこちらもぜひ。

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